6rocnやめます

年も変わるので、6rocnアカウントでツイートするの(と6rocnLでTLを見るの)をやめます。

もともと、こういう思ったことを全部ツイートするアカウントは本人に見えるのに愚痴を言ってしまったり、嫉妬を生んでしまったり問題が多く、やめたほうがいいなあとずっと思っていました。

 

趣味用のアカウントとして まるまる (@x__marumaru__x) | Twitter 、技術系のアカウントとして まるまる (@informaru) | Twitter があり、そちらはこれからも更新する予定なのでよかったらフォローしてください。

もしどうしても僕の生活を垣間見たいという奇特な方がいたら、DMで聞いてくれればリア垢 and/or Instagramを教えます。

もう10年以上ずっとツイッターやってる人間なので結局やめられなくて戻ってきてしまいそうで既に不安ですが、2022年の目標として頑張ります。

 

それではさようなら。

Nosh買ってみた

Noshは冷凍の健康的なお弁当を定期的に宅配してくれるやつです。

 

【nosh-ナッシュ】ヘルシー・低糖質の食事宅配サイト

 

前から買ってみたかったので買ってみました。

 

写真撮る前に冷凍庫に入れてしまった

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旨だれペッパーチキンってやつを食べてみる

 

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以下感想です

 

良かった点

  • (少なくとも旨だれペッパーチキンは)美味しかった
  • 家に届いてチンするだけなので楽
  • メニューがかなり豊富なので完全食や近所で売ってるお弁当だけだと同じものばっかり食べることになる問題が起きない
  • コンビニ弁当などよりは栄養バランスが良い

疑問点

  • お米は基本的についてこないので食べたければ自分で用意する必要がある
  • 健康的な食事が売りだが、健康を考えるならスーパーとかに買いに行くようにしたほうが運動不足が多少は解消できていい説がある
  • 下限でも一食500円なのでやや高い(そしてご飯は別)
  • 冷凍庫が埋まる
  • 低糖質・低塩分で野菜も入ってはいるが完全食や自炊と比べると栄養バランスは微妙

総評

  • 完全食より美味しく市販のお惣菜やお弁当より健康的で、メニューも豊富なのでいい落とし所だと思うが、自分の場合すでにBASE BREADも継続で買ってるのでnoshも含めるとやろうと思えば食事のほとんどがまかなえてしまい、本当に家から出なくなりそうでこわい

 

ちなみにもし買うつもりの人がいたら下のリンクを踏むとお互いに3000円割引になります

nosh.jp

銀座

僕の祖母や叔母は昔からミーハーで、銀座や六本木のような高級商業地が好きで、僕も子供の頃から時々連れてこられていた。

祖母が当時小学一年生だった僕と銀座の寿司屋に行ったところ、カウンターが満席でテーブル席なら空いていますがどうしますか?と店員に尋ねられて、僕に聞くと「カウンター席がいい」と答えたというのが、祖母が酔っ払うと必ず話すお気に入りのエピソードだった。この子はもう子供の頃から粋というものがわかっていた、というわけである。

僕は当時のことはもうあまり覚えていなくて、寿司屋に連れて行かれたことも記憶にない。いつか見に行ったイルミネーションが身動きがとれないほど混んでいて、でも綺麗だったことはなんとなく覚えている。あとは、銀座四丁目の「教文館」という本屋さんの6階にある「ナルニア国」と名付けられた子供向けの書籍が集められたコーナーに連れてってもらえるときがあって、僕にとって退屈な銀座の街でそれだけが唯一の楽しみだった。でも、「ナルニア国」に連れてってくれたのはいつも母親だった気がする。なんで母親と僕が銀座に行っていたのだろう?全然覚えていない。

 

僕が社会人になってからというもの、祖母はことあるごとに僕に銀座で寿司を食べさせてもらいたいとこぼしていた。僕としても祖母がそれを望むのなら叶えてあげたいし、個人的にも毎回聞かされる僕がカウンター席を求めたという寿司屋に一度行ってみたいと思っていたので、2021年11月27日に祖母と叔母と僕の三人で、僕のおごりでその銀座の寿司屋に行くことになった。

 

当日、ひさしぶりに訪れた銀座の街は相変わらず高級ブランドと格式高いレストランやホテルが並んでいて居心地が悪かった。早く着きすぎたので時間を潰せるところを探していると、寿司屋の向かいに教文館があるのが見えた。入ってみると変わらずたくさんの書籍が並んでいて安心感を覚え、同時に子供の頃もこの街で教文館だけが自分のホームのように感じていたのを思い出した。

当時はまるで気づかなかったが、改めて見ると教文館キリスト教関係の書籍がかなり充実してる本屋だった。聖書関連の書籍がちょっと多めに置いてあるとかそういうレベルではなく、3階が全部キリスト教書専用のフロアになっているのだ。僕自身は無神論者だが、どんなものが置いてあるのだろうと3階に行ってみることにした。

そこにはキリスト教関連のあらゆるものがあった。聖書はたくさんの出版社が出しているものが並んでいたし、イスラエル史や古代ユダヤ社会史のような歴史書から中世思想原典集成という読み終わるのに何年もかかりそうな叢書、果てはオルガンの教則本までキリスト教に関係のあるものならなんでもあった。洋書コーナーもあった。ピーターパンやトムソーヤーの冒険のような児童向けの小説もあった(もう内容をよく覚えてないけど、作中で信仰的な場面があったんだろうか?)

しばらく3階を見て回った後、「ナルニア国」のある6階に向かった。子供の頃の記憶では本棚が天井まで届いていて、その鬱蒼とした感じが好きだった気がするのだが、今見てみると本棚のサイズは子供が手の届く範囲になっていた。当たり前だが当時のようなワクワク感を覚えることはなく、自分が大人になってしまったんだなとぼんやり思った。クリスマスに関する絵本や小説が平積みされていて、いよいよ今年も終わりに近づいていることを感じさせた。

 

待ち合わせの時間も近づいてきたので本屋を出て、寿司屋に向かった。まだ開店前だというのに20人ほどの行列ができていた。叔母と祖母と合流して並んで少し待つと、開店して列の人々が店の中に吸い込まれていって、僕たちもどうにかカウンターに座ることができた。軽く店内を見渡してみたが、特に小学生のときの記憶が蘇ることはなかった。店内は寿司屋らしい風貌ではあったが格式高いというほどではなく、様子も静かに寿司を味わうという感じではなくてそれなりに賑やかだった。まあ、銀座の寿司屋と言ってもここはチェーン店で、東京駅だとか伊勢丹だとかの中にもあるのだ。なんならそごう千葉店の中にもある。しかしここにいる客の大半は、僕の祖母と同じように「今自分は銀座で寿司を食べているぞ」と張り切っているのかもしれないと思うとなんだかおもしろかった。

席につくとまず飲み物を何にするか聞かれた。祖母はビールを飲みたがったが、叔母がアルコールに弱い僕に気を遣ってスパークリングワインにしようと言った。どこで飲むときも叔母はそうしてくれて、そのたびに僕は別にビールでも一杯くらいは飲めるんだけどな、と思いながらもビールよりもワインのほうが好きなので黙ってワインにしてもらうのがいつものパターンだった。運ばれてきたワインでとりあえず乾杯したあと、寿司の注文をはじめた。僕はおまかせで握ってもらうことにしたが、二人は酒のつまみを随時適当に頼むと言った。

板前さんが目の前で握って出してくれるお寿司はどれも美味しかった。特にいくらの軍艦が美味しかった。僕は回るお寿司屋さんのことが大好きだし、100円で提供するために半分がきゅうりで埋められたいくら軍艦のことも愛しているが、流石に違うなと感じた。味も濃厚だし、そもそもいくらの物量が違いすぎる。国連軍の潤沢な最新兵器とゲリラ兵の火炎瓶くらい違った。

しばらくお酒を飲んでお寿司を食べながらいろんなことを話していると、祖母がお手洗いに立った。すると叔母が小さな声で、祖母が僕の2つ下の従姉妹に対して、試験もまだなのに大学院に入学するのはいつなのかとか、孫が二人も大学院まで行くことになってうれしいなどと何度も言うのでプレッシャーを感じて困っていると話した。僕は従姉妹に心底同情したが、同時に叔母が僕に対してしてきた同じようなことを思い出してげんなりした。僕が慶應大学に落ちたとわかった日(実際には僕は雪が降って行くのが面倒だったのと、周りへの反抗心からそもそも受けてすらいなかったのだが)、「今お風呂場で泣いています」と連絡が来たのは衝撃的だった。この人は甥っ子がどこに進学したいかなど興味はないし、余計な連絡がまだ受験中の精神状態にどんな影響を与えるかも考えたりはしないが、ただブランドが手に入らなかったことを思って泣けるのだ。しかし、そういう意味では従姉妹は僕よりずっと上手くやっているのかもしれなかった。僕は最後まで自分の苦しみを誰にも見せることができなかったが、従姉妹が大学受験で早稲田に受からなかった後にも叔母は「期待をかけすぎたのかトラウマになっているみたいで反省している」と言っていたし、今回も祖母をたしなめようとしていた。親の愛を引き出すには子供側にも努力が必要なのかもしれない。

お寿司を食べ終わった後、二人がお酒を飲み終わるのを待って会計した。クレカが使えるといいなと思いながらレジに行ったら普通に電子決済が一通り揃っていた。今はもうこういう寿司屋でも使えるんだなあと思いながら支払いを済ませ、お店を出た。叔母がこの後時間があるなら銀座ウエストに行こうと言った。銀座ウエストは老舗の洋菓子屋で喫茶店が併設されている。僕は行ったこともなかったので喜んで行くことにした。

銀座の外れにあるウエストに着くと、沢山の人が並んでいた。順番受付の機械によると8組待ちらしい。叔母が「他のところに行く?」と聞いた。僕は電話番号登録をしておいて呼ばれるまで銀座をぶらぶらしてもいいかなと思っていたが、祖母を連れ回すのもよくないなと思い直して、少し残念だったが賛成した。

 

代わりに帝国ホテルのラウンジでケーキかフルーツを食べようということになった。叔母はもともといわゆる御三家と呼ばれるホテルも好き(ブランドならなんでも好きなのだ)で、結婚式もホテルオークラで挙げたほどだった。しかし、ここも着いてみると2階も17階も満席で入れなかった。日曜日とはいえ、最近は銀座も随分混んでいるらしい。オールドインペリアルバーなら案内できるというので、バーに行くことになった。ふたりとも本当はバーのほうが好きなのでむしろこれでよかったのかもしれない。

高級ホテルのバーなんて生まれて初めて来たが、まるで映画のセットみたいだった。クラシックな雰囲気で、カウンターがものすごく長かった。まだ14時くらいだったので客はまばらだった。カウンターには一人で静かに飲んでるおじさんが何人かいた。新宿にいることが多かったからか、お酒を飲むおじさんと言えば若い女の子を同伴させているイメージしかなかったが、こういう飲み方をする人も、当たり前だけどいるんだなと思った。日曜日の午後に高級バーで1人でお酒を飲んでいるおじさんの人生ってどんな感じなんだろうか。聞いてみたいが、もちろん話しかける勇気はない。

席について、適当にジンベースのカクテルでも頼もうと思ってメニューを見ると、カクテルのページの「インペリアルホテルスペシャル」の欄に「ティンカーベル」というカクテルがあるのを見つけた。午前中に教文館で見たピーターパンのことを思い出し、これも何かの縁だと思ってティンカーベルを頼むことにした。叔母が何を一杯目に頼んだのかは忘れた(ダイキリだったかな?)。祖母はウォッカベースでいくつか適当に好みを伝えて作ってもらっていた。

ティンカーベルは綺麗でかわいいカクテルだった。本来はピンクがかっているみたいだけど、アルコールを弱めにしてほしいと頼んだからか半透明の白に近い色合いで、底には緑のチェリーが沈んでいてティンカーベルを比喩的に表現していた。ラムベースの甘いお酒で、グラスの縁にはソルティドッグの塩のように砂糖が付けられていてとても飲みやすかった。おつまみとして柿ピーが出てきて、こんなゴージャスなバーなのに柿ピーが出るんだと不思議に感じた。後で調べたら、このバーこそが日本ではじめて柿ピーを提供したところらしい。歴史だ。

二人が頼んだカクテルも綺麗だったし、その後に注文したフルーツの盛り合わせも美しく盛り付けられているだけでなく、味も素晴らしいものだった。祖母はカクテルを飲んだあとはウイスキーの水割りを頼み、さらに同じものを一杯頼み、だいぶ酔ってきて息子(僕の父親だ)や甥の結婚相手やその他いろいろの文句を言い始めた。僕はじっとティンカーベルを見つめたり、あまり度が過ぎると適当に話を振って話題を変えたりしていた。店内にはクリスマスが近いからか「もろびとこぞりて」のインストが流れていて、今日はキリスト教に縁があるなと思った。シンエヴァもろびとこぞりて(Joy to the World)が流れるシーン、ミサトさんが槍を届ける場面を想起して、母親の愛、と思った。祖母がいつもどおり、亡くなった祖父も孫の学歴をきっと喜んでいるだろう、祖父は本当に勉強が好きで、死ぬ直前も拙い英文を書いていたくらいだ、という話をしているのを聞き流しているうちに、ふっと「そういえば、祖父はどうして英会話が好きだったんだろう?」ということが気になって、話題としてもまた下町のインテリがどうだのあいつの旦那は駄目だのにいくよりはマシだと思って疑問を口にしてみた。祖母によると、祖父はもともと学生のころから英語が得意かつ好きな科目で、敵性言語なのに一生懸命勉強していたそうだ。僕も語学は好きだけど、祖父もそうだったのだと改めて実感して、それを知れただけでも今日は来てよかったなと思った。

しばらく経ったあと、叔母に彼女と別れたことについて聞かれた。僕はティンカーベルを見つめたまま、曖昧に返事をした。相手が受け取りたいように受け取ってくれればいいと思った。何か一言でも言えばきっと僕の元カノの悪口を言い始めるだろうし、それは半分は僕を励まそうと思ってのことだろうけど、僕は自分が好きだった人の悪口を聞くのが嫌いだった。何も聞かず、何も言わないでほしかった。

追加で注文したショコラボンボンを食べ、ティンカーベルを飲み終わるころには僕は随分寂しい気持ちになっていた。お酒を飲むといつも孤独を感じてしまう。お酒は人の本性をさらけ出すとよく言うけど、僕の根源的な感情は寂しさなんだろうなと思った。早く家に帰りたいとも、どこにも行きたくないとも感じた。行く宛がない。

しかし、やがて二人が満足行くまで飲んだ後お店を出て解散することになった。やっと解放されたという安堵の気持ちと、誰かに会いたいけどそんな人はもういないという悲しさで複雑だったが、とにかく家に帰って、生活と仕事に集中することにした。

日記 2021/10/16

二日前の日記です。

 

午後 13時 髪を切る

 

だいぶ髪が伸びていたので、地元の美容室に行きました。いつも同じ美容師さんを指名させていただいているので今回もそうしたのですが、この人は絶対に彼女の話題を振ってくるので、別れましたと言わなければならないという試練があります。絶対に気まずい空気になるので行く前から憂鬱でしたが、その状況を打破するために秘策を考えておきました。直後に別のインパクトのある話題を出してそっちに乗っかってもらうというものです。そう、僕にはコロナにかかったという必殺の話題があるので、今ならこれを出すだけでどんなコミュニケーションも乗り切れます。コロナにかかっててよかった~!!(実際には体調に異変が起きまくって最悪だったのでみなさんはかからないように気をつけてください)。

 

美容師「彼女さんとは最近どうなんですか?」

僕「実は別れちゃったんですよ」

美容師「あ…そうなんですか…」

僕「(ここだ…!)はい、コロナにもかかっちゃうし、いろいろありましたね」

美容師「そうなんですか!?重症化しなくてよかったですね…」

僕「(勝ったな…)ほんとに、味覚障害とかも起きなかったんでそこは良かったです」

美容師「よかったですね~。彼女さんとは同棲されてたんでしたっけ?」

僕「(話題を戻された…)」

 

今日もコミュニケーションに敗北しています。

 

午後 15時 フォロワーに会う

 

元々この日は夜に映画を見るつもりだったんですが、それまでどうしようかなと前日に考えていたら、フォロワーが新宿に行くとツイートしていたので、会えるか聞いてみました。遊戯王の大会に出るつもりで、終わるのが15時ごろだからその後なら…とのことで、ちょうど僕も新宿に着くのがそのくらいだからひさしぶりに会おうという話になりました。

元々このフォロワーは岡山に住んでいて、僕が3年前に学会で岡山に行った時に一度会ったことがあるんですが、就職を機に東京に引っ越してたらしいです。全然知らなかった…。

コメダで仕事や趣味や猫の話をしました。お互いプログラマーになったので仕事の話もけっこう盛り上がるんですよね。まあ、だいたい会社爆発しないかな…みたいなことばっかり言ってた気もしますが…。10年くらいフォローしてますが、当時は高校生だった僕らがこうやって社会人になりしかも同業者だということは感慨深いです。

 

午後 18時 映画を観る

 

「劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト」を観ました(二回目)。

個人的にすごくおもしろかったのでそのうちもう一度観たいと思ってて、ちょうど池袋のグランドシネマサンシャインで二週間限定で再上映するというので観てきました。新宿とか立川でもまだやってはいるんですけど、平日しか上映してないんですよね。

とにかく映像と感情が押し寄せてきてすごい映画なので、おすすめです。ただ、できればアニメから見てほしいんですが、今サブスクにないんですよね…。総集編映画を見てから今やってる新作を観るというのが現実的なところでしょうか。

 

 

ひさしぶりに家の外に出て遊びましたが、とても楽しかったし、気分転換にもなりました。やっぱりたまには外に出ないとだめだな~と改めて感じました。

たとえ無料でもラーメンを大盛りにできない

ラーメンが好きでよく食べます。

ラーメン屋ってほとんどの店で大盛りができて、時には大盛りが無料のこともあります。

ですが、たとえ無料で麺の量を増やせたとしても、僕はいつも並盛りを頼みます。

怖いんです……途中で苦しくなってきて、もうお腹いっぱいだ…食べたくない…でも大盛りにしておいて残すとか最悪すぎる…完食しなきゃ…ああ、なんで大盛りにしちゃったんだろうって後悔する瞬間が。

大好きなラーメンを食べにきたのに苦しんで、軽い吐き気を覚えながら帰宅する、そんなの悲しすぎます。

ええ、無料で増やせるのに増やさないなんてもったいない。その気持ちはわかります。でもどうでしょう?その結果量が多すぎて自らラーメン体験を劣化させてしまった時、僕は「自分はなんて愚かなんだろう。タダで食えるもんは全部もらっとけ!と考えなしに自分の限界を超えた量を頼み、その結果好物を食べているはずなのに嫌になっている。バカ丸出しじゃないか。未来を想像せず見かけの損得だけで行動を起こすのは人間のやることじゃない…あまりに愚かすぎる…俺は卑しいケダモノと同じだ…」と深い自責の念にかられます。

実際には大盛りにしてもだいたい食べ切れるのですが、僕はこの後悔を恐れるあまり、どんな時も並盛りを頼んでしまいます。僕はもともとそんなにたくさん食べるほうではないので、並盛りでも十分満足できますし、仮に少しもの足りなくても、足りない分には後からコンビニでアイスを買うなり、タピオカでも飲むなり、いくらでも満たすことはできますからね。欲張って破滅するリスクを取るよりずっといいです。でも、たまに失敗を恐れて安全策を取り続ける人生でいいのかな?って思うこともあります。もしかしたら今まで手放してきた麺全てが、自分を幸福にしてくれていたのかもしれません。道を選んでは後悔し、選ばなかった別の道についてもあり得た未来を思って後悔する。ラーメンは人生と同じなのかもしれませんね。

 

上記の文章は全て飼い犬が書きました。

 

ラーメン、食べたいな……。

成城石井

昨日の夜の話になるけれど、僕は初めて成城石井というスーパーマーケットに行った(下の画像はWikipediaから適当にとってきた。2006年5月撮影とのことなので15年前の成城石井である。古い)。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a6/Seijyo-Ishii_Mart.jpg/1280px-Seijyo-Ishii_Mart.jpg

 

成城石井と言えば、丁寧な暮らし系アカウントの食料の調達先、マダムの行きつけのスーパーであり、なんだかおしゃれな輸入食料品を入手してInstagramにアップロードするための場所という認識である。

つまり、僕にはおよそ関係のない場所なのだが、昨日はちょっと嫌なことが続いて精神に参っていたので、気晴らしにQoLでも高めるか、と思って不法侵入させていただいた。最近ラングドシャにハマっていて、どうも本場フランスのラングドシャは日本のとは違うらしいと知ったので、成城石井なら本物のラングドシャを売ってるかもしれないという目的もあった。

店内に入ってみると、まずパーカーにスウェットなんて格好の人物は自分しかおらず、皆仕事帰りなのか、それともそれが成城石井ドレスコードなのか、ワイシャツにジャケット姿でビシッと決めており、お辞儀を正確に45度で止める技術を持ち合わせていそうな人しかいなかった。おそろしい場所である。この場で商談がはじまってもおかしくない。

合わせ調味料の陳列棚の前で、Cook Doが八宝菜だけ置いてあることへの考察をしていると、棚の向こうからマダムたちの会話が聞こえてきた。

「牛丼大盛りを食べちゃうんですよ…」

「あら…本当によく食べるんですね…」

他はよく聞き取れなかったが、察するに中学生男子の息子がいてめちゃくちゃ食べるという話なのだろうか?成城石井で買い物をする人が母親であっても、成長期の息子は牛丼大盛りを食べるものなのかと思うと、少し安心感がある。まあ、うちの祖母だって成城石井でいろいろ買ってくるが孫はインスタントラーメンばかり食べているし、どこもそんなものなのかもしれない。

合わせ調味料の棚を離れて輸入菓子のほうへ向かってみたが、ラングドシャは売っていないようであった。残念だが、何も買わずに帰っては気晴らしにならないので、適当にお菓子を買ってみることにした。ググってみたところ、成城石井通の間では下の画像のようなプレミアムチーズケーキが人気らしい。

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そういえば店の入り口付近に並べられていた。戻って見てみると、たしかに美味しそうである。しかし大きすぎる。裏面を見てみると、1切が182kcalで、1切は1本を8等分にした場合らしい。消費期限があさってなのでとても食べ切れそうにない。ここに来るような層は爆食いはしないのではないかと思うが、家族みんなで食べる想定なんだろうか……。

もう少し調べてみると、生タイプのカップに入ったバージョンもあるらしい。それならば一人でも食べられるだろうと思って手に取ったところ、これは588kcalもある。牛丼のミニサイズが500kcalくらいなので、これをおやつに食べるということは、牛丼ミニをおやつとして食べるようなものだが、この店のメインの客層は中学生なのか?さっきのマダムたちの会話は自分自身のことで、丁寧な暮らしをしていると胃袋が中学生まで若返るのだろうか?

とはいえ、美味しそうなのはたしかである。それに、ここは成城石井なので、何か外国から取り寄せた砂糖の力でカロリーにかかわらずペロッと食べられて太ることもないのかもしれない。僕は成城石井を全面的に信頼している。ということで、この生プレミアムチーズケーキを買って帰宅した。家に着くと、ひさしぶりに家から出てそれなりに歩いた疲れからか、チーズケーキを冷蔵庫に入れた後そのまま寝落ちしてしまった。

 

起きると朝の5時だった。軽く仕事をしていると、8時前にはおなかがすいてきた。この状況、朝ご飯をチーズケーキにしてしまえばちょうどいいのではないかと気づき、さっそく食べてみることにした。写真を撮らなかったのでこれも成城石井のブログから持ってきた画像だが、商品としては同じものである。

https://seijoishiiblog.com/wp-content/uploads/2020/07/20180726_1705738.jpg

ブログによると、チーズケーキではあるがけっこういろんな材料が使われている。

自家製カスタードクリームに、クリームチーズと生クリーム、レーズンとアーモンドスライスが入った生地の上には生クリームとシュトロイゼルを飾り、粉砂糖を振りかけています。

食レポの才能がないため味を正確にお伝えできないのが残念だが、かなり美味しかった。チーズケーキというよりクッキーシュークリームのような感じがする。味のバランスがよく、量が多くても食べていて飽きない。完食できたが、でもやっぱり後半はちょっとしんどかったので半分くらいで十分な気はする。

 

気づいたら精神的にも元気になっていた。買い物で気分が晴れたというより、ぐるぐる思考を巡らせる間もなく歩き回って寝落ちしたのが大きい気がする。やっぱりメンタルがバッドに入った時は軽い運動をして早めに寝るのがいいのかもしれませんね(それはそう)