日記 2018/04/12

ブログを書きたい、とは思いつつも毎日研究してるだけだし書くことない……と思っていたのですが、有名な物理学者のファインマンも勉強のコツとして「(自分が学んだことを)子供に教えてみろ」的なことを言っていることですし、僕が今日やったことを専門外の人でもわかるように噛み砕きながら書いてみようかなと思います。

研究室に着いてまず最初にしたことは昨日の続きで、論文の内容を実際にやってみたサイトを参考にしながら PyTorch を自分でも動かして学びました。 PyTorch はプログラミングのためのツールです。人工知能を作るのに便利なものがいろいろ入ってます。

それが終わるともうすぐヒューマンコンピュータインタラクションの授業の時間だったので行きました。ヒューマンコンピュータインタラクションは「人間と機械のやりとりを良い感じにしよう!」という学問です。みんなも使ってるスマホのタッチパネルとかパソコンの画面とキーボードとかもヒューマンコンピュータインタラクションです。

授業から帰ってくると今度は新しく論文を読み始めました。この論文の内容は「文章から議論の流れを抜き出す」研究です。つまり、たとえば「プリパラが終わったので鬱病になった」という文章があったとして、そこから

”プリパラが終わった”(前提) → ”鬱病になった”(主張)

という文章の構造を機械がちゃんと見いだせるようにしようという研究です。 この研究はさらに細分化できて、

  • 文章の中から議論に関係する部分を取り出す(例文だと”プリパラが終わった”や”鬱病になった”)
  • 各文章が構造の中でどういう役割なのか判別する(前提・主張など)
  • 文章の関係性を判定する(上の例でいう矢印)
  • 文章の関係性がどういうものか判定する(上の例だと前半は後半を”補強”してますね)

に分けられます。今まではこれらを別々に研究することが多かったのですが、ディープラーニングの力で全部一度にやろう!というのが今回の論文です。

しばらく論文を読んだあと、18時から教授と1対1でミーティングをしました。本当は進捗の話をするのですが今週はバタバタしてたので主に研究室のサーバーやネットワークの管理の話をしました。

同じ大学から一緒にこの大学院に進学した友達と夕飯を食べる約束をしていたので、話が終わったあとはサーバーをいじって友達の授業が終わるのを待っていました。

夕飯は新しい土地をいろいろ見て回って結局ハンバーグ屋さんに行きました。 f:id:rockrokun:20180412235844j:plain 写真を撮るのが下手すぎてだいぶ色味が変わっちゃってますが、すごく美味しかったです。やたらと店員さんが話しかけてくるタイプのお店で、サービスの自家製野菜ジュースの素材の話とかはすごーい!ってなったんですけど、「もうすぐハンバーグが到着します!」って言われた時にはそのアナウンスいる?って思いました。